10/08/28 15:03:10
女性登山家初の8千メートル峰制覇、韓国山岳連盟認めず
【ソウル=稲田清英】韓国の女性登山家、呉銀善(オ・ウンソン)さん(44)による
「女性初の世界8千メートル峰制覇」をめぐり、韓国の大韓山岳連盟が世界第3位の高峰カンチェンジュンガ
(8586メートル)について「登頂とみるのは困難」との見解を出した。同様の疑惑はかねて提起されていたが、
おひざ元の代表的な山岳団体が疑問視し、波紋が広がっている。呉さん側は「登頂を確信している」(所属企業)と
反論している。
呉さんは4月末、ネパール中部のアンナプルナ1峰(8091メートル)に登頂。最高峰エベレスト
(8848メートル)を含め、世界に14座ある8千メートル峰すべてを、「女性登山家として初めて制した」と
アピールした。
山岳連盟が問題視したのは昨年に登ったカンチェンジュンガだ。連盟幹部と登頂経験のある韓国の登山家らが
26日、呉さんが公開した登頂時の写真などを検討。「風景が不自然だ」「登頂までの時間が短すぎる」などとして、
信頼性を欠くと結論づけたという。
一方、呉さんは韓国メディアに「連盟の意見に過ぎず、公的に信用を得られるかは分からない」と語った。
呉さんの同峰登頂をめぐっては「女性初」を争ったスペインの女性登山家らも疑問視し、かねて論争が続いていた。
2010年8月28日14時46分 アサヒ・コム
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