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ヤクルト本社は20日、インド国立コレラ・腸管感染症研究所と共同で行った
1~5歳の小児を対象とする乳酸飲料「ヤクルト」の大規模飲用試験で、
小児急性下痢症の発症予防効果があることを確認した、と発表した。
ヤクルトを飲用した小児は、飲まない小児に比べ下痢の発症率が約14%抑制されたほか、
便中から感染性下痢症の原因となる病原菌の検出率が低くなった。
ヤクルトでは「統計的にヤクルトの飲用意義が強く裏付けられた」としている。
世界の5歳未満の小児の死亡者率は年間約880万人だが、インドは年間183万人と最も多い。
特に死因の13%が下痢症と報告されている。
研究では、インドで下痢症の発症率が高い東部コルカタに居住する3585人の小児を対象に、
ヤクルトを飲むグループと、外見や味は同じで成分が異なるグループに分け、1日1本を12週間飲用させた。
その結果、ヤクルトを飲まないグループ1783人のうち、674人に下痢の発症があったが、
ヤクルトを飲んだグループ1802人で下痢を発症したのは608人にとどまった。
また、試験期間中に採取された便中の病原性微生物の調べた結果、
感染性下痢症の原因となるアエロモナスの検出率は、
ヤクルト飲用グループで、1・0%だったのに対し、非飲用グループは2.5%と高かった。
病原性微生物のクリプトスポリジウムの検出率も飲用グループで9.3%だったのに対し、非飲用グループでは13.0%だった。
ヤクルトの乳酸菌のL.カゼイ・シロタ株は、整調作用に加え、
表在性膀胱ガンの再発抑制やアレルギー症状の軽減といった免疫調整作用を持っていることが多くの発表論文で報告されている。
ソース 産経新聞 2010.8.20 22:30
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