09/05/02 13:02:04
最も合理的(笑)な自動巻きクロノグラフの設計は、
作動カム、垂直クラッチ、片方向巻き上げ、スライディングギアなし。
これら全部を採用したのがレマニア5100。
全部逆なのがエルプリメロ。
ダトグラフのCal.L951.1は残念ながら自動巻きではないが、
エルプリメロと同様の機構に加え、スワンネックやフリースプラングテンプ等、
時計部分も凝ってる上に仕上げも素晴らしいので大変高価。
垂直クラッチは設計自体は大したことなく、作動カムみたいなものと考えた方が良い。
ETA7750とかで垂直クラッチより多少手のかかるピニオンギア使ってるのは、
単にキャリングアームの設計を流用できるから。
でもまあ合理的な設計でもいいと思うよ。
巻き上げにしたって片方向巻き上げでも半日もすれば一杯に巻き上がるし、
後は負荷にしかならないので、片方向がフリーになってるは合理的だし。