11/08/28 11:53:26.68 t1impHP5
>>472~>>476
本当その通りだと思う。すごい。
後、自己愛性人格障害の障害の重さには、
境界性との合併や悪性のものなど、色々種類があるけど、
基本的には合併していない自己愛性のみを抱える人々が生じる原因は環境因が大きい。
ここ2~30年の間に自己愛性人格障害が爆発的に増えているのは
何千年単位で変化していくDNAの器質的要因に原因を帰することはできないし、
やはり現代社会と、親の養育によるものなんだと思う。
じゃあそれは親のせいなのかということになるけど、正確には養育環境が原因であるにしても
親のせいではないんだ。親も自分の親にそうやって育てられてきたわけだし、
親も悪意を持って子を育ててきた訳じゃない。ただ、愛情の与え方が間違っていた、それだけなんだ。
ここで生じる問題は何かというと、養育環境が原因→自己愛になったのは親のせい として、
自己愛者が他責的になって自身の行動を正当化し、免罪符を得ようとする傾向があるということなんだ。
境界例の治療でもまず患者に責任を返すということがなされる。
結局自己愛性が生じる理由を考えている時に、そういう自己愛者の他責他罰傾向を助長するからといって、
アレルギー的に「親の影響」という言葉を排除しようとするのはよくないと思うんだ。
大事なのは、自己愛者が全てを理解した上で、他責他罰的な姿勢を改めること。
自分を変えられるのは自分しかいないということを理解して、
原因探しには意味がないということ踏まえた上で何をすべき考えること。
こういうことだと勝手に思ってる。