11/07/30 12:57:53.37 OdxnrfG3
調べてみたら、Lazarus VS Zajoncの論争ってあったのか。門外漢には勉強になるなあ。
俺はもちろん認知先行説とか、「認知的評価理論は,感情の生起プロセスに関する最も影響力のある理論の一つとされている」なんて説は
肯わないんだけど、かといって、Zajoncの言うように、情動と認知は別個のシステムとも思わないんだよなあ。
その場その場では認知が感情を作るんだけど、人間は経験・歴史的動物だから、認知が消えても感情は蓄積していって、
その感情が必ずしも合理的でなく、かつ本人ですらにわかに意識すらできない、コンプレックスを作り出すように思うんだ。
その感情が爆発してうつ病を起こすんで、その場その場の微分的認知を変えても、
積もり積もった感情の変容にはあまり効果がないように思うんだな。そのあたりは認知療法の人はどう考えるのかな?
バーンズみたいに「気分や感情は事実ではない」とか、大野さんの本のタイトルみたいに「『心の病』なんてない」って切り捨てるのかな?