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生ゴミにひかれて?山あい仮設にクマ出没
読売新聞 9月15日(木)3時3分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
東日本大震災の被災者が暮らす岩手県大槌町や釜石市の仮設住宅周辺で、クマの目撃情報が相次いでいる。
県内には1700頭以上のツキノワグマが生息するとされ、沿岸を避けて山あいに建設された仮設住宅に食料を求めて出没しているらしい。
沿岸部で暮らしてきた被災者はクマに慣れていないため、各自治体では餌となる生ゴミの管理徹底など注意を促している。
大槌町小槌の仮設住宅に入居した平野ハルさん(78)は6月下旬の明け方、寝室の窓から、黒い巨体を揺らして歩くクマを見た。
車のライトに気づくと、クマは猛スピードで山へ逃げた。平野さんは「初めてクマを見て、たまげた。足が速く、追いかけられたらどうしようもない」と語る。
同町で仮設入居者から生活状況を聞き取っている町社会福祉協議会には、「クマが出た」「フンや足跡がある」「(近くに)クマを見た人がおり、怖い」といった情報や相談が8月中旬以降、約30件寄せられた。
目撃情報は隣の釜石市でも7、8月に仮設住宅周辺で4件あった。
これまで県内の仮設住宅で人的被害は出ていないが、同町内では7月、仮設住宅のゴミ収集所が荒らされ、“犯人”はクマとみられている。
同町では平野部の多くが浸水し、「クマの生息地に近い山あいに仮設を設置せざるを得なかった」(町担当者)という事情がある。
ツキノワグマの習性に詳しい岩手大の青井俊樹教授は「生ゴミなどにひかれてクマが姿を見せている可能性があり、餌場と思わせないようにする必要がある」と指摘する。