11/06/25 15:33:14.96 8yLxZ9zX
バーンズは、傾聴・受容(ロジャーズ)とか、例外探し(エリクソン)とか、「べき」の専制(ホーナイ)とか、
他の心理療法のいいとこを寄せ集めて、ナポレオンヒルの「思考は現実化する!」を裏返したみたいなところはある。
現実から遊離した明るい認知(というか幻想)で洗脳するもんだから、反発もあるだろう。
心理療法には、矯正的なやつ(行動科学やオペラント条件付けに寛容なタイプ)と、
自由にありのままにさせるやつ(森田療法とか、内観とか)があるけど、
本当の自分に出会えるのは、後者じゃないのかな。
バーンズの「もういちど自分らしさに出会うための10日間 自尊感情をとりもどすためのプログラム」と、
泉谷閑示の「『普通がいい』という病-自分をとりもどす10講」の
どちらが本当に自分を取り戻せるのだろうか。
うつ病の人が取り戻すべきは「自尊感情」ではなく、「自分の本当の感情」ではないのだろうか。