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春日武彦著 「精神科医は腹の底で何を考えているか」より
パーソナリティー障害の一部、たとえば境界性人格障害パーソナリティ障害と
いったものの特徴のひとつとして、とにかく周囲を振り回し翻弄するといった行動様式
がある。しかも、はっきりとした思惑などないまま、ひたすら他人を操り意図を
ひきたがる。他者を玩弄(がんろう)することそのものが目的のようにすら映る。
もちろんそうした振る舞いの背後には慢性の空虚感とか見捨てられ不安、
情動の不安定さといったものが指摘されようが、そのような前提はさておき、
やはり他人をコントロールすること自体で何らかのリアリティーや全能感を
得たいといった心性を感じ取らずにはいられないのである。