10/11/29 02:48:35 NfCXzUZa
子供の頃から苦しめられてきた心の霧は晴れた。
晴れたけど、ここまでの人生をただ「闇を晴らすため」だけに浪費してしまった。
気がつけば既に若さを失い、自傷で痛めつけて後遺症だらけのボロボロな体一つで、
あまりにも今更な精神の自由を掴んでポンと放り出された自分がいた。
青春を謳歌しようにも、仲間が欲しくても、恋愛がしたくても、何もまともに出来ない。
大学生の頃に深く眠り込んで、目覚めたら肉体だけ老いて中年になっていた、というような状態だ。
未来は暗く細るばかりなのに、やり場のない希望と実現しようのない夢に満ち溢れている。
その構造が冷静に俯瞰出来て、状況の残酷さに、今夜みたいに時々煩悶する。
それでも、身についた「希望の維持の仕方」によって、前のように心が闇に嵌ることはない。
乾いた無念に一時自嘲して、せめてものガス抜きにしてやり過ごして終わらせる。
その行為が自分の希望をどれだけ傷つけ壊しているかも承知で。
毎日は、若さ日に作り損ねた思い出作りに忙しい。
病みさえしなければやりたかった事の中から、今でもまだやれる事をやりまくってる。
でもそれは全体のほんの一部で、大部分は強く望みつつも諦めるしかない。
壮絶に虚しいのに、湧き上がる前向きさが拮抗して、虚しさに溺れることも出来ない。
愚かだよね。