10/09/28 09:03:22 dT8O4VVM
>>602
【鬱脱出のきっかけ】
私の場合は、「入院」が鬱脱出のきっかけでした。
しかし「入院」は以前にも経験がありましたが、その際は病院を抜け出し何度も病院に迷惑をかけて
最後は追い出されました・・・。その後、妻に騙されるように別の病院に「診察」と言う名目で連れられ、
そのままベッドに手足を縛り付けられ完全監視状態で一週間をすごし(その間、トイレも食事も全て手足
を縛られたままでした)、その後は鉄格子のある完全閉鎖病棟に一ヶ月ほど入れられました。
その間は、若干大げさな表現になりますが「とても人間扱いされない」状態で
三ヶ月ほど社会から隔離された生活を送り、まるで刑務所のようでした。
>>583にもあるように、自分にとって緊迫した「非日常」が我に返るキッカケであった
のかも・・・と今は思います。
「入院すれば直るかも・・・」「病院に行けば優しくしてもらえる」といった自分の甘えを全て否定され、
「私は鬱病なので薬がほしい」と言っても一切もらうことが出来ず、あげくに「精神病・アル中患者は
何度も入退院してくれるから病院も儲かる」なんて院長に言われたり・・・毎日が屈辱の連続でした。
家族からも「離婚しろ」とか「退院すれば迷惑」「入院してれば保険で金がかからない」
「もう電話しないで!」といった完全に突き放された生活でした。
同じ病棟には「退院したいが家族が同意しない、邪魔だから病院側から退院を促される人」も多数おり、
数人は引き取り手もなく施設にいく者もおりました。
ある意味、「精神疾患者の姥捨て山」的な中での生活は、鬱の「自虐的な発想」ですら
完全に麻痺させるほど強烈かつ屈辱的で、我に返るには十分な環境でした。
・・・その後、私も退院の日を向かえ、いよいよ鬱脱出の為の本格的な新生活が始まりました。
つづく。