10/06/20 23:09:53 M/9TVbPQ
2010年6月8日、厚生労働省医薬食品局安全対策課通知抗精神病薬「使用上の注意」改訂が指示された。
具体的には、重大副作用の事項に「肺塞栓症、深部静脈血栓症」が追記され、
重要な基本的注意の項に「不動状態、長期臥床、肥満、脱水状態等の危険因子有する患者に投与する場合には注意すること」と
いったハイリスク者への注意喚起が追記された。
血栓症とは、血栓より血管が突然閉塞する病態であり、閉塞した部位によって、「脳梗塞」「心筋梗塞」「肺塞栓」「深部静脈血栓症」などの疾患名となる。
このうち、今回、抗精神病薬の重大副作用として追記された「肺塞栓症」では、胸痛、突然の息切れ、呼吸困難、
血痰・喀血、ショック、意識消失など症状が出現し、「深部静脈血栓症」では、急激な片側下肢(まれに上肢)の腫脹・疼痛・しびれ、発赤、熱感などが現れる。
一般に血栓症は、ほとんどが何の前触れもなく突然発症することが多い。また薬剤性のものも、
薬剤投与後早期に発症するもの(抗線溶薬など)から、発症までに数週間から数カ月、
あるいは数年以上といった相当期間がかかるもの(ホルモン製剤、副腎皮質ステロイド薬)まで様々である。
URLリンク(medical.nikkeibp.co.jp)
厚生労働省医薬食品局安全対策課通知抗精神病薬「使用上の注意」改訂
「脳梗塞」「心筋梗塞」「肺塞栓」「深部静脈血栓症」
「肺塞栓症」で、胸痛、突然の息切れ、呼吸困難、
血痰・喀血、ショック、意識消失
、発症まで数週間から数カ月、
あるいは数年以上といった相当期間がかかるもの