11/02/15 01:15:07 zbVfNjaR
>>629
母親は「内科の症状を診てくれる病院があれば、よくなっていたかもしれない」と悔やむ。
女性が最初に訪れた診療所の医師は「記録がないので詳しい経緯は分からないが、
症状をうまく伝えられない精神障害者の場合は診察しない」と説明する。
入院していた精神科病院の院長は「精神科医が身体疾患を診るのは非常に難しい。
精神科病床のある総合病院があればよかった」と話す。
女性を支援してきた茨城県精神保健福祉会連合会の中川正次会長(80)は
「精神疾患があると一般診療科に受け入れられにくい。結果的に手遅れになってしまった。
せめて精神科病院と一般病院の連携がスムーズだったら」と言う。
精神科病床のある総合病院の所在地について、日本総合病院精神医学会が07年に調査したところ、
国が入院医療の体制を整備するため全国の市町村を367地域に分けた「2次医療圏」のうち、
40都道府県の126地域(34%)で一つもなかった。
茨城県内には2カ所のみで、土浦地域は08年3月末、国立病院機構・霞ケ浦医療センターが
精神科病床を閉鎖し、空白地域になっている。【奥山智己】