10/05/30 22:39:03 RybvZyIN
自殺者の6割、薬過剰摂取=目立つ若い世代-厚労省研究班
精神科治療を受けながら自殺に至った人の6割近くが、処方された薬を過剰に服用していたことが、
厚生労働省研究班の調査で分かった。過剰摂取自体の致死性は比較的低いものの、
自殺行動を促す恐れがあり、国立精神・神経センター精神保健研究所の松本俊彦室長は
「特に若い人に目立つ。乱用を防ぐ方策や、精神科医療の質の向上が必要だ」としている。
研究班は自殺の実態把握と原因分析を目的に、2007年12月~09年12月、自殺既遂者76人の
遺族への面接調査を実施。精神科受診の有無など精神医学的な観点から分析した。
自殺直前に何らかの精神疾患にかかっていたと推測される人は66人(86.8%)で、
罹患(りかん)率は国内外の先行研究とほぼ一致していた。
死亡前の1年間に精神科・心療内科の受診があった人(受診群)は半数の38人。30代以下が3分の2を占め、
平均年齢は36.8歳で、受診していない人(平均46.3歳)より低かった。
受診群の約8割が薬物療法を受けており、自己判断で治療・服薬をやめた人は約2割にとどまる。自殺時に、
処方された睡眠薬や抗うつ薬などの過剰摂取があったのは、はっきり分からない5人を除き33人中19人(57.6%)だった。
時事通信 - 2010年5月28日
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