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記者：今回の番組改編の狙いと最近の視聴率の動向をお願いします。
小杉善信取締役：10月改編のポイントは「弱点の強化」です。現在私どもが弱
点と認識しているのは朝と昼の帯番組、そして平日の19時台です。このうち朝、
昼の帯番組は改善の兆しが見えています。「ZIP!」は8月29日週、9月5日週で
週平均視聴率9.0%と番組開始以来最高となる等、順調に数字を伸ばしています。
また「ヒルナンデス!」も8月月間平均で過去最高の視聴率を獲得し、9月23日
（金）は6.1%と、初めて6%を越えました。平日の19時台については月曜日の
「不可思議探偵団」を終了し、7月から水曜日に放送している「宝探しアドベン
チャー 謎解きバトルTORE!」を移動します。そして水曜日には新たに音楽バラ
エティー「1番ソングSHOW」を編成します。「TORE!」は8月31日（水）に13.6%、
先週の2時間スペシャルでは12.8%を獲得する等、十分に戦えるソフトです。前
番組に比べて平均で1.4ポイント上げており、月曜日19時からその後20時台
の「世界まる見え!テレビ特捜部」へと視聴フローの親和性が良くなる事を期待
しています。そして水曜日の「1番ソングSHOW」は音楽バラエティーとしてこ
れまで2回放送し、その経験を踏まえて今回「1番ソングSHOW」という形でこ
の時間に編成します。これも視聴フローを含め、さらに戦えるソフトになると
考えています。また火曜日の21時には「なんでもワールドランキング ネプ&
イモトの世界番付」を新たに編成します。この番組は「金曜スーパープライム」
の枠で2回放送し、13.7%と高視聴率を獲得しています。ここから22時の「ス
ター☆ドラフト会議」への流れを良くする事を目指します。全体として10月改
編では必ず4月改編を上回ると見ています。
現在の年間視聴率は、プライムタイムでトップと0.1ポイント差で2位、ゴ
ールデンタイムは同率で首位です。プライムタイムの差は正確には0.1ポイン
トも離れていませんので、10月改編ならびに特番週の後半で十分追いつけると
見ています。