11/07/12 18:11:07.45
マーティン・ヘーゲレ
(引用者註・日本が韓国と2002年ワールドカップを争っていた1995年のこと)
訪問した東京と広島で両手に余るほどのお土産(ボールペン、キーホルダー、ワッペン)を貰った。
品物にはすべて「World Cup 2002 in Japan」と印刷されていた。
一方で、同じ招待旅行でも韓国を訪れた記者は、日本とはまったく違う物をプレゼントされていた。
ボールペンやキーホルダーなんてものじゃない。
高価な品々はもとより、連日のパーティーと酒盛り、挙げ句の果てには女性まで用意されていたのだ。
すべては招致活動を指揮していた鄭夢準(チョン・モンジュン)氏の指示だった。
彼らはこうやって海外記者の歓心を買おうとしたのだった。
わたしはこういう汚い手段を徹底的に憎む。ジャーナリストに対する行為で、もっとも卑劣なものではないか。
アルコールで酩酊させ(女性提供の事実で)相手を脅迫する━。
わたしが長年、アジア・サッカー界でもっとも権力を持つ人物を国際的メディアで批判し続けてきたのも、ここに理由がある。
鄭夢準はこういうことがあって、わたしをソウルでのワールドカップ開会式とFIFA総会から閉め出そうとした。
彼はフランツ・ベッケンバウアーとDFB(ドイツ・サッカー連盟)会長に、わたしの取材を禁止するよう要請する書簡を送った。
しかし、ベッケンバウアー氏もDFB会長もこれを一蹴。
逆に、鄭夢準に警告を送ったのだが、わたしとしては彼との対決はむしろ望むとことでもあった。
出るところに出て争えば、鄭夢準がいかなる手口でサッカー界の権力を握ってきたか、白日の下に晒すことができたからである。
(「正当理論」第110回「架け橋」より)
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フジテレビの日枝会長も上の手で脅迫されているんじゃないのか?