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初公開！全国鉄道自殺ワーストランキング！
「最近、鉄道の事故が増えているのではないか」と感じている人は多いだろう。特にこの２～３年は人身事故が多く、毎日のように発生しているような印象がある。
同じくそう思った「回答する記者団」の佐藤裕一氏が独自に国交省からデータを入手し、集計してみたところ、驚くべき事実が判明した。
０９年度に１都３県（東京、神奈川、千葉、埼玉）で発生した鉄道自殺は３４４件もあった。「毎日のように」というのはけっして大げさでなく、実際にほぼ毎日起きていたわけだ。
しかも鉄道自殺は近年増加傾向にある。
１都３県での発生件数は、０２年度１５６件だったが年々増え、０８年度には３００件を突破、そして昨年度は先に述べたように３４４件に達した。
８年間で２.２倍に増えた計算だ。同様に１都３県を除く４３道府県でも調べてみたが、こちらは０２年度３３２件に対し、０９年度３２５件でむしろ微減していた。
首都圏で鉄道自殺が異常な増加傾向にあるのだ。
国交省のデータのうち人身事故という言葉から関連づけられる４つの原因、「自殺」「線路内立入り」「ホームから転落」「ホーム上で接触」は８年間で７４０９件起きている。
駅や車内で「人身事故」とアナウンスがあったとき、少なくとも約６割は自殺だったことになる。
このデータは、事故や災害などで鉄道の運行に支障があった際に、事業者が国交省に報告する「運転事故等整理表」から算出した。
情報公開請求に対して国交省が開示した「整理表」のうち、原因欄に「自殺」と記載されているケースを筆者が集計、その結果、自殺発生回数ランキングの１位はやはり中央線だった。
（本誌では路線別、場所別の詳細なランキングを公開しています）
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