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しらさぎ、福井駅でオーバーラン ブレーキ遅れ30メートル (2010年3月20日午前7時31分)
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19日午前9時35分ごろ、福井県福井市のJR福井駅で、金沢発米原行き特急しらさぎ56号(5両編成、乗客約140人)がホームの停止位置を約30メートル行き過ぎて停車した。
原因は運転士(28)=運転歴1年5カ月=がブレーキをかけるのが遅れたためだったが、同駅を出発した後に車掌(52)=車掌歴30年=は事情を確認しないまま車内放送で
「ブレーキの利きが悪く、ずれて止まってしまいました」と乗客に不正確な説明をしていた。
JR西日本金沢支社によると、車両数を勘違いした運転士が5両編成用の停止線の40メートル先にある8両編成用の停止線に止まろうとした。ホームに入り勘違いに気付いたが、
ブレーキをかけるのが遅れたため本来の停止線を通り過ぎた。非常ブレーキはかけなかった。
列車は後退せず約1分停止し、約20人が降り、約50人が乗った後に出発した。運行の遅れはなかった。
出発後すぐに車掌がおわびの車内放送を流したが、この車掌は運転士に原因の確認をしないで「通常よりスピードが速く、ブレーキのかかりが悪いと思った」(車掌)という思い込みで、
乗客に不正確な説明とおわびを述べていた。
JR西日本金沢支社は「ご利用のお客さまにはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ない。再発防止に努める」としている。再発防止のために車掌と運転士に指導を行った。
福井駅から米原駅まで乗車した福島県の女性(58)は「ブレーキの利きが悪いという放送を聞いて、乗っている間ずっと不安だった」と話した。この女性を見送りに来ていた
福井市の女性(60)は「乗ろうとした車両が行き過ぎたため、乗客は慌てて走りながら乗り込んでいた。駅員の誘導やアナウンスもなく、乗客は非常に混乱した様子だった」と話した。