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更なる不幸が彼を襲う。82年に深刻な不況がゼンレスの住む市を直撃し、自宅警備委員を解雇されてしまうのだ。
これを機に「声」が聞こえるようになった。愛犬も話し始めた。要するにクルクルパーになってしまったわけだが、彼は決して認めようとはしなかった。
そして、
「犬が話す。犬が話す。どうしたもんか。ほら、また話す」
などと不平をがなり立てるのだ。
衝動的に包丁をこめかみに突きつけて自殺しようとすることもあった。事件後に両親は、
「止めなければよかった」
と述べている。全くその通りである。