11/11/30 13:29:22.10
ひとつ大事なコメントを忘れていましたので追加します
>あと葉酸の件だけど、"日本においては意味がない"って何だよ
>それ。おまえが勝手にそんなこときめるなよ。
これは決してわたしの勝手な判断ではなく
国内においては一応のコンセンサスができあがっているのです
それは以下で説明する根拠によるものです
例として文献をひとつあげます
Berry RJ, et al. Prevention of neural-tube defects with folic
acid in China. N Engl J Med 1999;341:1485-1490
URLリンク(www.ncbi.nlm.nih.gov:80)
&db=PubMed&list_uids=10559448&dopt=Abstract
この研究の対象として,神経管奇形の発生率が高い中国北部の農村と発生率が低い南部の農村の二ヶ所を設定しました
一般的な中国北部での神経管奇形の発生率は妊娠1000件あたり5-6例
中国南部での発生率は妊娠1000件あたり約1例だそうです
(アメリカでの発生率は南部の低率地域と同程度であり,日本においてはそれよりさらに低くなります)
この研究では,服用群と非服用群の無作為割付は行われず,補給剤の購買と服用は女性の自発的意志に委ねられています
このため服用群の女性は,非服用群と比べて平均年齢が2歳低く,初産の割合も高くなっています
すなわち奇形のリスクが低いのですがまあ一応よしとしましょう
結果としては,北部の高率地域では服用群からの神経管奇形の発生率は妊娠1000件あたり1.3であり
非服用群の発生率6.5と比べて有意に低下しました
一方,南部の低率地域では服用群からの神経管閉鎖障害の発生率は0.8であり
非服用群の発生率0.7と比べて特に変化を認めませんでした
すなわちもともと発生率の低い中国南部地域では葉酸補給のメリットがないということになります