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【個人】マルチビタミンミネラル総合42【輸入】 - 暇つぶし2ch490:ビタミン774mg
11/12/02 21:49:35.57
だいぶ前に書いたもののコピペですが
サプリメントの中の大きな部分を占めるビタミン大量摂取についてです

いわゆるビタミン療法というのはほとんどが根拠に乏しいと考えていただいて構いません
現時点における医学における一般的な見解としては

健康な成人が通常の食事を摂っているかぎりビタミンの生理的必要量は足りている
サプリメントなどで過量のビタミンを摂取しても医学的にあまり意味がないだけでなく
むしろ毒性による副作用の方が問題となるというものです
ビタミンは生体の代謝活動に必須のものではありますが
必要量をこえて摂取されると生理的活性物質ですから生体には悪い方向に働きます
いわゆる「中毒」ということになります

URLリンク(www.ncbi.nlm.nih.gov:80)
AMA Council on Scientific Affairs: Vitamin preparations as dietary supplements and as therapeutic agents. JAMA 257:1929-1936, 1987.

URLリンク(www.ncbi.nlm.nih.gov:80)
Omaye ST: Safety of megavitamin therapy. Adv Exp Med Biol 177:169-203, 1984.




6 名前: だぶれむ 投稿日: 2000/08/30(水) 13:01

世にはびこるいわゆるビタミン大量療法はそのほとんどが根拠薄弱のものです
これは洋の東西を問いません
いわゆる偽栄養学,インチキ栄養学を母体としています
quack nutritionあるいはnutrition quackeryと呼ばれるものです
その中でビタミンは誰でも知っている言葉ですからいちばんの稼ぎ頭です
近年ではここに出た「抗酸化物質」が一種のはやり言葉となっています
これは(10年前の)医学のトピックスである「フリーラジカル」や「生活習慣病」を結び付けて商売のタネとしたものです
一部の人間が主張するように仮に生体内でビタミンEやCにSOD様の働きがあるとしても
多量に摂取することによってガンを含めた生活習慣病を予防できる医学的な証拠はまったくありません

今は「抗酸化物質」がはやりですがいくらでも過去の例を思い出すことができます
ビタミンCと風邪,ビタミンCやEとガン,精神疾患とビタミン大量療法,ビタミンEと乳腺腫瘍,ナイアシンとコレステロース
これらは一時期はやってその後医学的にまったく根拠がないとされたものばかりです
インチキ医療としてのビタミン療法は50年代のアメリカに起源をもつものですが
手をかえ品をかえてそのときどきの意匠をまとっては我々の目の前に現れてきます
少なくともアメリカや日本の社会の状況でビタミン補助を必要とする状況はまったくありません
むしろ先に述べたようにその副作用が大きな問題となります
成人が自分の意志で使用するのは構わないかもしれませんが
健康のためあるいは頭が良くなるためといって特に子供に摂らせるのは犯罪的ともいえます

URLリンク(www.ncbi.nlm.nih.gov:80)
Nutrition Committee, Canadian Paediatric Society: Megavitamin and megamineral therapy in childhood. CMAJ 143:1009-1013, 1990.




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