07/04/11 02:53:06
単位mg/L MW 水道
(1)カドミウム 0.01 0.01
(2)セレン 0.01 0.01
(3)鉛 0.05 0.01
(4)ヒ素 0.05 0.01
(5)フッ素 2.0 0.8
(6)ホウ素 ~5 1.0
(7)亜鉛 5.0 1.0
(8)マンガン 2.0 0.05
この表の最初の2項目、カドミウムとセレンは、ミネラルウォータも水道水も同じ。
しかし、3番目以降は、かなり違う。鉛、ヒ素、亜鉛、ホウ素は5倍も水道水の方が
厳しい基準値であり、フッ素、マンガンでも、2.5~4倍も水道水が厳しい。
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某タレント、「これだと、水道水の方が安全だと認めざるを得ない」。
C先生、「水道水の基準がどのように作られているのか、というと、水道水を毎日2L飲んでも、
健康を害さないように作られているのです。ミネラルウォータの方が4~5倍基準が緩いとすれば、
1日に500mLのボトル一本は安全に飲めますという規格になっていると考えると良いのでは」。
某タレント、「ミネラルウォータの方が安全でないということになったら、なんでそんなものを売っているのだ。
C先生、「それは味。もともとミネラルウォータは味を楽しむための嗜好品。最近では、
硬度の高い水や、泡の出るミネラルウォータも在って、色々と楽しむのは結構だと思いますが」。
C先生、「ここでたたみ掛ければ、ヒ素など、本当に有害な元素の含有量は、実は、
硬度と比例関係にあって、硬度の高いミネラルウォータほど、危険性は高いものと考えられているのです」。
某タレント、「しかし、水道水には塩素が入っている。不味いし、危険な物質を作るという」。
C先生、「味というか臭いですね。カルキ臭。確かに分かります。だから、何も必ず水道水を飲めと
言っている訳ではないのです。気になる人は、多少の贅沢だ、環境負荷は大きいと思いつつ
ミネラルウォータを飲めばよいのです」。
某タレント、「危険性は」。
C先生、「原料の水が汚れているとトリハロメタンという発がん性があるとされる物質ができます。
しかし、その量はかなり厳密に規制されていて、水道水のリスクとしては、トップではない。3番目かもしれないですが」。
某タレント、「1番、2番は何」。
C先生、「まず、2番目から、それは多分ヒ素。発がん性です。そして、1番はやはり雑菌の混入。
浄水器にも色々なものがありますが、塩素を取ってしまうような浄水器を通した水を長時間保存していると、
これは危ないかもしれない。ミネラルウォータも同様で、飲みかけを長時間保存すると危ない。
特に、口を付けて直接飲んだミネラルウォータは、できるだけ、短時間のうちに全部飲むこと。雑菌が繁殖する」。
URLリンク(www.yasuienv.net)