08/12/20 20:17:07 h5uUNp7T
誰も書かないので大谷の第1回定演の感想を少し
第1部 米谷氏指揮
さすがである。としか言いようがなかった。良い意味でのコンクール的演奏。
ただ、似たような曲3曲だったので、3曲目は少々飽きた。サウンドのスタイルが
「大きい音の連続」という感じだったのと、指揮者の音楽性もやや「ねちっこい」ため、
ちょっと耳が疲れた。
第2部 金管アンサンブルは良くなかった。木管は健闘していたがまだまだ(Obは×)
第3部 作曲者指揮によるツボを押さえた演奏解釈、切れのある演奏だったと思う。
ただ弱音(金管低音)が出来なさすぎ。込み入った部分も
いまいちコントロールが利いていない。パーカスはさすがに頑張っていたが。
私は部活の顧問をしているが、来年は生徒を連れてきて聞かせよう、と思った。今、生徒達がやっている
基礎練・合奏練・曲作りの行く先(お手本)はこれだよ、と。この演奏会の数日前に聴いた
岩見沢のスーパーウィンズが「別の吹奏楽」を目指し、演奏もそれを反映していたのに対し、このバンドは
コンクールなどで培ってきた在来型吹奏楽という感じ。(実は岩見沢型を高評価している)私個人にとっても、
これを聴くことで、逆に自分にないものを吸収できるかもしれないと思った。
ただ、奏者の意識は玉石混交と見た。とりあえず皆それなりに上手いのだが、
自分の判断で動けるようになれる人が何人出るか。。。
ともあれ、北翔・大谷・岩見沢と、これだけ管楽の学生が多いということは、数年後には札幌の一般バンドは、
これら大学を出た「音大卒」で溢れかえるだろう。「実力が伴わないくせにプライドだけは高い」などと
ヘンな弊害は振りまかないで欲しい。 とちょっと辛らつ(ゴメン、学生の皆さん)なことも思った。頑張ってね。