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ソニー、シャープとの液晶会社向け追加出資見送り
掲載日 2010年08月31日
ソニーがシャープとの液晶パネルの共同出資会社へ追加出資を
見送る公算が大きくなった。現在の7%を2011年4月までに
34%まで引き上げる予定だったが、シャープからの調達量を
増やす必然性が薄れている。ソニーはテレビ事業のコスト構造を
徹底的に見直しており、特にバックライトなどが付いたモジュール
製品を供給できないシャープの立場は弱い。約2年前に誕生した
「強者連合」は、すさまじいグローバル競争に変質を余儀なく
されそうだ。
「石田さんになって戦略が大きく変わった」
(液晶部材メーカー幹部)―。昨年からソニーのテレビ事業の
責任者になった石田佳久業務執行役員SVPホームエンタ
テインメント事業本部長。シャープとの提携は07年当時、
中鉢良治前社長(現副会長)らが決めた枠組み。
パネルの安定調達に加え、当初の構想ではシャープの堺工場内に
ソニー独自のモジュール生産拠点を作り、バックライトや
画像処理機能を付けテレビの付加価値を高める戦略だった。