10/10/03 23:49:59
元ソニー社員による暴露
技術空洞―VAIO開発現場で見たソニーの凋落 光文社 (2006-04-30出版) 販売価:\999(税込)
URLリンク(bookweb.kinokuniya.co.jp)
いまやソニーは昔のソニーではない。
この現実を著者はVAIO開発に携わってつぶさに体験し、絶望して退社した。
現在、薄型液晶テレビBRAVIAが好調で、「ソニー復活」とまで言われているが、
それは木を見て森を見ないメディアの勝手な判断である。
なぜなら、BRAVIAのパネルは韓国サムスン製だからだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
独自のブラウン管技術で市場を疾駆したかつての姿は、見る影もない。
同じように、携帯音楽プレーヤーの代名詞だったウォークマンは、現在iPodに
完膚なきまでに叩かれている。
つまり、今のソニーには誇るべき独自の技術がほぼなくなってしまった。
新CEOハワード・ストリンガーが立て直そうとしているソニーは、ソニーという
一流ブランドを持った三流企業でしかない。
数字至上主義、歪んだ成果主義、社内の派閥争い…これらが、ソニーから
企業存立の根幹である技術を奪い去ってしまったからだ。
第1章 栄光のVAIO
第2章 失速するVAIO
第3章 見せかけ成果主義とハリボテ組織
第4章 こうしてソニーは技術を失った
第5章 音楽を捨てたAVメーカー
第6章 さらばソニー
VAIO開発現場で見たソニーの凋落
■技術が消えブランドだけが残った