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脱原発めぐり揺れる保守論壇
朝日新聞
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脱原発をめぐり、保守論壇が揺れている。
「新しい歴史教科書をつくる会」の初代会長を務めた保守派の評論家・西尾幹二は、
月刊誌「WiLL」7月号に「脱原発こそ国家永続の道」と題した論文を発表。
「国土は民族遺産である。汚染と侵害は許されない」と保守派らしい言いまわしで、
脱原発派への「転向」を宣言した。
保守論壇の大勢は、なお原発推進だ。産経新聞社は社説で原発推進を堅持して
いる。西尾は、間もなく原子力の安全神話が再び言論界を覆うだろうと予測し、
「産経新聞は懲りずにすでにそうである」(同誌8月号)と手厳しい。
原発の維持や推進を、エネルギー問題としてではなく、核武装と関連づける議
論も登場し始めた。
評論家の西部邁は「表現者」37号の座談会で、原発が安全でないことを前提
にしつつ、国家の自主独立には核武装とエネルギー自給が不可欠であるとし、
原発容認の姿勢を見せた。産経新聞の報道によれば、ジャーナリストの桜井よ
しこは講演会で「核をつくる技術が外交的強さにつながる。原発の技術は軍事
面でも大きな意味を持つ」と発言。14日に配信されたAFP通信のインタビ
ューでは、石原慎太郎東京都知事も、今後も原発は必要とした上で「日本は核
兵器を持つべき」と答えたという。