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経済コラムマガジン
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このようなAグループのLNT説を補強する論文が出ており、彼等は、近藤誠氏のように自分達の
考えは絶対正しいと主張する。しかし重要なのは論文が発表されていることではなく、論文の
内容であり論文の評価である。ところが両論文(03年と05年)が出た後の2007年に、ICRPは緊
急時の許容被曝線量の上限を500ミリシーベルトか1,000ミリシーベルトにするよう各国に勧告
を出している。日本もこれに応じて100ミリシーベルトから、取り敢えず250ミリシーベルトに
許容線量を上げている。
つまりAグループが依拠している二つの論文は、国際的に全く相手にされていないと見られるの
である。筆者も原発作業従事者40万人の調査に強く疑問を感じた。統計学的に40万人もの多数
のサンプルを調査すること自体がおかしいのである。
調査や論文が正しいかどうかについては検証が必要となるが、そのような莫大な数のサンプルを
追跡調査することはほとんど不可能と考える。このような検証不能な調査や研究が、学術的に無
視されるのも当然である。