11/05/11 09:34:45.05
博士の独り言
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先ずは、菅首相による唐突なまでの「運転停止要請」だが、「原発」反対の意を
示しておられる団体、有権者、あるいは、原発に不安を抱いておられるであろう
不特定多数の方々に対しては、首相の“アピール”の効果はあったのかもしれな
いが、しかし、同首相さながらの“政治パオーマンス”の域を出ていない。公人
の、しかもその最たる「立場」にある一国の首長が、時の“政府”の閣議さえも
通さずに、中部電力に対して唐突に「運転停止」を要請。その根拠はいずこに有
りやとの問いに対しても、東海沖大地震の発生の可能性にしか言及し得ない。
いわば、明確、且つ具体的な事由を示し得ていないのである。
同原発の「運転停止」は、中部地域への経済的な打撃をも生みかねない、との指
摘も絶えない。そうであるとすれば、ことさらに公の最たる「立場」としての、
最低限有するべき事前の筋道、コンセンサスを踏むべきであった。また、「運転
停止」に見合う代案が、あらかじめ幾通りか準備されているべきであった。防災
の面でも、歳月を要する堤防構築以外に、たとえば、福島第一原発の教訓を生か
すべく設備、装備面での非常時対応の対策を強化し得たはずである。これら有る
べき「代案」をも問わずしていきなり「運転停止」を要請する、とあれば、公人
にあらざる「個人的思いつき」としか謂いようがない。