11/04/29 00:48:24.30 Lf4GV9ec0
URLリンク(mainichi.jp)
28日のフィギュアスケート世界選手権。SP2位の織田、3位の高橋が相次いでフリーで倒れ、崖っぷちに立たされた日本男子。
その危機を救ったのは、今季の全日本王者、小塚だった。SP6位と日本勢で最も出遅れたが、フリーでほぼノーミスとなる会心の演技。
「本当にうれしい。これ以上にできる演技はない」と充実感に浸った。
冒頭の4回転トーループから成功を予感させた。2.29点の出来栄え点は、優勝したチャンの同じジャンプを大きく上回った。
その後も波に乗り、八つのジャンプはすべて成功。チャンは中盤に跳んだトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で減点されたが、
小塚はすべての演技で一点も減点されなかった。
日本は世界ランキングで最も低い選手1人が予選に回る必要があったため、予選に出た小塚はこれで3試合目。
「そりゃあ、試合は疲れますよ」と笑ったが、フリーで有終の美を飾った秘訣(ひけつ)は、精神のコントロールにあったという。
「SPはやる気が出過ぎて、気持ちが焦っていた」と分析。
この日は「足の上に自分の気持ちを置いて、ストップをかけることを心掛けた」という。だから、大一番でも気持ちがブレなかった。
東日本大震災への追悼の意味を込め、氷の上に日の丸を映す演出などがあった前日の開会式に感銘を受けた。
「ロシアの人々に愛をもらった。演技を通じてその愛を感じてもらえたら」と小塚。被災地にその思いを向けられたことが、何よりもうれしい。
【モスクワ芳賀竜也