11/01/21 18:05:36 FUz6WqQ70
もしかしたら小塚がワールドタイトルをとるかもしれない。
クリーンなクワドも決めるかもしれない。でも、だったらどうなのって心境よ。
ここ数シーズン見てきた限り小塚は自分の方向性を決めかねてるようだった。
アピール面での居心地・往生際の悪さは迷いに起因するんだと解釈していた。
どうしてもこうしたい、こう見せたいって具体像がなかったってことね。
だったらいっそのこと人としての情動を排して水のごとく風のごとく
無機物として流れるスケートを極めるのが小塚の基礎のための基礎でしかない
スケートを最大限道具として活かしてやる道だと思ってたのよ。
それがさ、なんか勘違いはいっちゃったのかしらね。もともと器用な面が
あるせいなのか表現ってものを自ら生み出さなくてもカリパクすればいいってに
気付いたんじゃないかって感じたの。
どうしても表現力で劣ると評されるなら、基礎というアドバンテージに
他選手の表現スキルをちょいちょい上乗せしたらいいさっていうね。
ジャッジと目があったなんてはしゃぐ様子を見て、のぶおの入れ知恵もあるけれど
アイコンタクトの何がどうしてジャッジに影響するかなんて
その理由も心理も頓着せずにただ言われたとおりにやってみて点にさえ
反映されればそれで満足なのねって心が薄ら寒くなった。
自信というよりは慢心が透けて見える演技後の表情とあいまって
小塚の演技はまがいものとの印象を強く受けた。
それは誰かに憧れた結果演技が似てくるなんてかわいいもんじゃない。
カメラマンに指示されなきゃポーズひとつもきめられない低レベルのモデル
みたいなもんだ。