10/11/11 01:59:12 w4Ld8SeOO
周りの木々は闇に溶け込んで、少しこわい。
丸太に腰を掛けて、焚き火の炎を見つめて語り合うふたり。
はにかみながら自分の将来のビジョンをしゃべるこづ
赤く照らされたその横顔を見つめていると、相づちすら心ないものになってしまう。
気恥ずかしくて、梢を投げ入れては間をつなぐ
その炎の中に未来の予想図を描いて、じっと動かない瞳。
彼の舌足らずなしゃべりになんだかもやもやして、
不意を付いて彼の唇を塞ぐ…目を閉じてそれを受け入れるこづ
重なり合う影
キャンプの火はパチパチと音を立てている…まるで二人の中で燃え上がるような欲求への衝動に嫉妬しているかのように…