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<シングルのフリースケーティングにおけるジャンプの回数制限について>
【大前提】
・ジャンプは、1つだけ単独で跳ぶか、2つ以上を連続して跳ぶかによって、
単独ジャンプと連続ジャンプの2つに分けることができる。
連続ジャンプは、ジャンプとジャンプの間にステップ等を挟むかどうかにより、
2つに分けることができる。挟まないものをコンビネーションジャンプと呼び、
挟むものをシークエンスジャンプと呼ぶ。
単独ジャンプ、コンビネーションジャンプ、シークエンスジャンプの合計
の上限は、男子は8つ、女子は7つ。 *注意1
・その中で、コンビネーションジャンプとシークエンスジャンプの合計の上限は3つ。
・上記のいずれかの中で、アクセルジャンプ(回転数問わず)を1つ以上
跳ぶこと。 *注意2
【コンビネーションジャンプ及びシークエンスジャンプについて】
・上限3つのうち、3連続ジャンプは1回だけ可能。
・コンビネーションジャンプの得点は、2連続も、3連続も、各ジャンプの
基礎点の合計。
・シークエンスジャンプの得点は、2連続なら、各ジャンプの基礎点の合計の0.8倍。
3連続なら、基礎点の最も低いジャンプを除いた2つのジャンプの基礎点の
合計の0.8倍となる。
【ジャンプの種類について】
・ジャンプの種類は、跳び方によって、A(アクセルジャンプ)、
Lz(ルッツジャンプ)、F(フリップジャンプ)、Lo(ループジャンプ)、
S(サルコウジャンプ)、T(トゥループジャンプ)の6種類あるが、
種類が同じジャンプでも、回転数が異なれば、回数制限上では
別のものとみなす。例:3T(3回転トゥループ)と4T(4回転トゥループ)
・ジャンプが回転不足でダウングレードされた場合でも、ダウングレード
される前のジャンプの回転数で扱われる。 *注意3
【ジャンプの回数制限】
・2Aの上限は3回まで。
・3回転以上のジャンプには、跳べる回数の制限がある。これがいわゆる
ザヤック・ルール。
同一種類かつ同一回転数のジャンプのうち、2回跳べるのは2つまでで、
それ以外は1回ずつしか跳んではいけない。
また、同じものを2回跳ぶ場合、少なくとも片方はコンビネーションか、
シークエンスとしなければならない。 *注意4
◆注意
1.ジャンプは跳んだ順番にカウントしていく。
制限を越えたジャンプはノーカウント(0点)となる。
2.アクセルジャンプが一つも含まれていなかった場合は
最後に跳んだジャンプがノーカウント(0点)となる。
3.ダウングレードされたジャンプには、ダウングレードを表すマーク「<」が表記される。
(表記例:3Lz<)
この場合3Lzを試みたが回転不足と判断され、基礎点は2Lzの点数になる。
なおこのマークがプロトコルに表記されるようになったのは
2006-07シーズンからである。
それ以前はダウングレード後の回転数で表記されている。
4.同一種類かつ同一回転数のジャンプを2回跳んで、2回とも単独ジャンプ
だった場合は2回目がシークエンスとみなされる。(表記例:3Lz+SEQ)
これもコンビネーション・シークエンスの3回の回数制限に含まれる。