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2010年6月10日
太った、とオモニに注意されたとオ―サーに言ったら満面の笑顔で返された。「ケ・ン・チャ・ナ・ヨ!!」オフシーズンてはねぇ~フィギュア選手は
みな太るんだよ、太らなきゃやってんねって、むしろ太るべきなんだな、
ユナ、オーケー? けれど私はこのおよそ人生の中で、オフでも今ほど
「ふっくら」したことはない。自分の出た最近のCMをユーチューブで
繰り返し再生凝視していると、オ―サーがぽつんと言った。
「氷上の妖精、魔法が解けて田舎娘に。ブスはブスに。土は土にかえるものだね」
とりあえず蹴りを入れておいた。オーサーはおおげさに悲鳴をあげると
ぴょんぴょんと跳ねた。そのままバク転をし、最後にトリプルアクセル
の真似事をして倒れた。マジでこのひとうざい時があります。
「ユナに聞きたいことがあるんだけどね」
「なに」
「僕とボイタノは本当に友達だったと思うかい?」
「えー!! ウッソー!! ヤッダー、恋人だったの」
「そぉーじゃぁーねぇー!!」
私はオーサーにどつかれて床にころりんと転がる。あ、金メダルが
落ちてる、と私は思った。あ、違う、やば目がオカシイ。落ちている
のは、テーブルから落ちたオレンジ。ああ、あの金メダルどこ行ったっけ。