10/04/09 17:52:09 cTMp9CwM0
中日新聞の記事より抜粋
五輪直後にほぼミスのない演技で金メダルを獲得した事は立派。
素直に拍手を送りたいが、今後の課題が見えた。
まずスピード。冒頭の3Aを慎重に跳ぶため演技全体に
スピード感が生まれない。しかも単調。
対照的にキムヨナ選手は最初にスピード感ある3-3を跳び、
その後は上手く強弱を付けてプログラムを表現する。
スケーティング技術や表現面など演技点で差が付く原因がここにある。
ジャンプも修正点は多い。
3Aは確かに大きな武器だが、今季のプログラムは偏りすぎていた。
ルッツとサルコーを外し、フリップも流れるようなジャンプが跳べず
加点を殆ど貰えていない。バランス良く、質の高いジャンプを跳べば
加点が稼げ、プログラム全体の印象も高くなる。
コーチを変えるなら、ジャンプの基礎からしっかりと教えられる人材を
探す必要があるだろう。
グルノーブル五輪代表 中京大アドバイザー 小塚嗣彦
演技後半、浅田真央選手の二つのミスが大きかった。
課題だった3回転フリップを跳ぶ時のスピードが足りなかった。
勢いがなく、回転不足。必死になって後に2連続2回転をつなげた。
3回転トーループの体勢に入ろうとした時、左足のエッジを氷に引っ掛けた。
跳び直したが1回転。この二つのミスで基礎点だけで8点強、低くなった。
出来栄えの加算も違ってくる。全体の演技点にも影響する。
パーフェクトにやれば総得点でそんなに引き離されることはなかった。
一つの物語を最初から最後まで完璧に演じきったキムヨナ選手と
途中で物語が途切れた浅田選手の違いだった。
ただ、成功したジャンプでも出来栄えに差が出た。浅田選手はジャンプの着地が課題。
次の動作にいく時に流れが途切れる。
キムヨナ選手は滑らかでギクシャクしたところがない。
本来のフィギュアスケートが目指す滑りだった。
グルノーブル五輪代表 中京大アドバイザー 小塚嗣彦
前スレ
小塚嗣彦氏が浅田真央の欠点を指摘
スレリンク(skate板)