11/10/02 02:51:01.00 発信元:119.239.35.207
夜のこの街は美しい。
闇に浮かぶビル群の灯りが星空の続きを思わせる。
夜風が全身に吹き付ける。
この街に来る前にいた所は夜は闇しかない田舎だった
そこで生まれ、小学校に行き、中学で初めて恋をして、高校の部活で燃え尽きた。
そして大学には行かず、親の反対を押し切り家を出てこの街に来た。
初めての都会で目移りしている間に色々なものが通り過ぎ、色々なものを失っていった。
小さい頃はこんな人生を思い描いてはいなかったのだが、、。
ああ、あの田舎に戻りたい。
夜になると車の音一つしない静かな町に。
耳元で大きな音がする。
ああ、田舎に戻れたみたいだ。