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箱根で群発地震多発 震災後1432回 県「マグマ活動観測されず」
2011年3月24日
(長崎磐雄)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
東日本大震災後、箱根を震源とする群発地震が多発していることが
県温泉地学研究所(吉田明夫所長)の調べで分かった。
十一日の大震災直後から二十三日午前九時三十分までの間に千四百三十二回を記録。
一月から大震災までの累計二百五十二回と比べても急増しているが、
同研究所は「火山性の活動が活発になったデータは観測されていない」としている。
群発地震の震源地は中央火口丘の駒ケ岳ふもとの芦ノ湖や周辺、
外輪山の金時山ふもとなどが中心。
最大は大震災直後の十一日午後三時八分。マグニチュード(M)4・8。
震度2と推定される。箱根や県西部計十四カ所に設置した地震計で観測。
このうち有感地震は七回だった。
箱根・湯本地区では大震災後に地下水位が一・五メートル上昇したが、
同研究所は「地殻変動が起きているのは明らかだが、原因は分からない」という。
地震回数は、
二○〇六年が千四百三十五回、
〇七年が四百七十七回、
〇八年が八百二十六回、
〇九年が二千百九十八回
一〇年が二百六十九回だった。
吉田所長は「(現在)列島全体にひずみが生じており、広い意味で活動が誘発されているともいえるが、
箱根ではマグマの活動は観測されていない」と話した上で、群発地震は終息へ向かっている、との見方を示した。 (長崎磐雄)