【リレー小説】シベリア・サスペンス劇場3【三行まで】at SIBERIA
【リレー小説】シベリア・サスペンス劇場3【三行まで】 - 暇つぶし2ch357:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/06/28 23:46:24.89 発信元:202.229.176.48
「‥‥ったく」夜明は舌打ち混じりに呟く。夜明の態度に「なんだ?ゴラ」と凄む男を無視し、夜明は続けた。
「世の中には、ルールがある。そう、どんな世界にもルールがあるんだ。三行ルールはちゃんと守ってくれないか」
夜明は嘆くように呟いたが、喧嘩中の男女は「ハァ?」と何だかわからずポカンとするだけであった。

358:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/06/29 12:45:31.09 発信元:111.86.142.205
夜明「(それにしても‥、どこかで見た顔だな、アノ男‥。)」
男「おい、さっさとこのタクシーの運ちゃんに金払ってやんな。 はっきり言って目障りだ。」

359:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/02 22:17:55.25 発信元:1.72.2.77
ぺニス一郎だ

360:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/03 13:17:53.99 発信元:124.214.254.138
夜明は料金を受け取り、その場を後にした。
「まぁ職業病だな、デジャーブーって奴か・・。」

361:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/03 13:34:20.51 発信元:111.86.142.202
夜明「あーあ‥、シートびしょ濡れだよ‥。」
車を屋根のある所に止め、シートを拭いていると‥‥、ケータイ電話が放置されていた。

362:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/03 13:37:54.83 発信元:111.86.142.199
夜明「さっきの客のか‥、もう夜も遅いし明日届けよう。」
夜明は本日の業務を終了し、会社に帰社した。

363:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/04 21:33:15.59 発信元:220.157.225.87
~第八章、業務を終えて帰宅した~

364:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/04 23:44:40.81 発信元:202.229.177.17
勝手に話を切って新章にするなタコ
sageもできない奴は来るんじゃねえよ
―というナレーションが流れた。by渡瀬恒彦

365:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/05 00:22:57.88 発信元:210.136.161.11
会社に戻り、日報を書く夜明に係長が話しかけて来た。♪ポワコンゴン、ビョッビョ、ポワコンゴン、ビョッビョ←BGM
係長「夜明さん。いけませんねぇ、物語が全然盛りあがりませんでしたねぇ。真夜中、大雨、古い住宅地‥‥どうしてどうして話をふくらませられないかなぁ?」
夜明「リレー小説も2手3手先の展開まで考えて話を繋げるセンスが必要なんだ。だが、残念ながら、そこまでの書き手は少ない」

366:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/05 01:13:07.44 発信元:111.86.142.205
係長「‥で夜明さん、さっきからなにを見てるんです?」
夜明「昨日の忘れ物、このケータイ電話なんだが‥果たして中のデータを見ていいんだか迷っている。」

367:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/05 01:15:10.99 発信元:111.86.142.203
係長「見なきゃ持ち主解らんでしょ!」
夜明「‥‥でも、見ちゃイケナイものまで見ちゃいそうで‥。」

368:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/05 12:51:22.54 発信元:124.146.175.15
「まぁ、遺失物として預かっておくよ。夜明さん、携帯の持ち主の見当は付いてるんでしょ?」係長はそう言って携帯を保管庫に仕舞った。
「多分、最後に乗せた若い女性の物だと思うけど」夜明は、そうとしか考えられないといった口調で呟いた。
「まぁ、携帯なんか失くしたら困るだろうから、すぐ問い合わせが来ると思うよ。夜明さんは疲れただろうから、早く、あがってくださいね」係長がそう言うので、夜明は日報を出して帰宅した。

369:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/05 23:52:00.92 発信元:124.214.254.138
夜明は自室で考え事をしていた。
(あの夜に会った男、絶対どこかで見ている! それも犯罪絡みで・・)
明るい所で見れば思い出せるハズ。

370:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/09 23:25:31.35 発信元:124.214.254.138
夜明は保管庫から例のケータイを持ち出し、
そして電話帳の一覧を検索した。
(やっぱ気が引けるなぁ・・)

371:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/10 07:52:46.58 発信元:202.229.177.45
「夜明さん!」後ろから突然話しかけられ夜明は「ひっ?」と不意打ちの情けない声を出した。
「非番の日の夜の事務所に忍び込んで何をしてるんです?」声の主は係長であった。
「あ、いや、携帯がどうしても気になって‥‥」「そうですか。あんまり怪しい行動は止めてくださいね。あとsageは徹底してくださいよ」係長はそう言って去って行った。

372:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/15 05:24:00.13 発信元:202.229.176.52
次の日の昼頃、夜明は目暮警部を訪ねて警察署にやって来た。目暮は捜査一課のデスクで冷やしおろしゴボウ天そばを食っていた。
「う、美味いっ!これで420円は安いっ!」目暮は歓喜の声をあげながらスーパーで買ってきたと見られる冷やしそばを食らっている。目暮らしい仕草を見つけ、夜明は吹き出した。
「ん?」冷やしそばに夢中の目暮は、やっと訪ねてきた夜明に気づいた。「おう久しぶり。今日はどうした?」

373:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/16 15:38:19.56 発信元:111.86.142.203
夜明「‥‥それにしても、ここ最近暑いな。」
目暮「‥‥。」
夜明「‥‥。」

374:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/23 08:02:31.82 発信元:202.229.176.2
「高遠遙一を見た‥‥。」いきなり夜明は核心に触れた。
「ほう、どこで?」蕎麦に夢中の目暮は真剣に聞いていない。
「真夜中の住宅街の一軒家で」夜明は乾いた声で漠然とし過ぎた事を答えた。

375:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/25 03:38:10.78 発信元:111.86.142.201
目暮「あっそ‥。」
夜明「真面目に訊いてんのか?」
目暮「‥‥。」

376:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/28 22:11:49.97 発信元:202.229.177.56
「久しぶりに松浦食堂のモツ煮が食いたいなぁ‥‥」目暮がポツリと呟く。
「今、蕎麦食ってたばかりだろ?それに夏に食いたいかモツ煮?」夜明は呆れ顔で返す。
「たまに少し涼しい日あると食いたくなるんだな。これが!」目暮の脳細胞は真夏も食欲で満たされていた。

377:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
11/07/28 22:50:50.18 発信元:122.249.171.114
~第九章、山田うどんの夜明け~


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