11/03/02 23:13:27.42 DhMKpBqJ
血糖値はホメオスタシス(恒常性)の代表的なものである。人体は血糖値の
低下を防ぐために、何段階もの努力をする。グリコーゲンを使い、アミノ酸
を使い、グリセロールを使う。グルコースが枯渇すると、脳はやがて脂肪酸
の成れの果てのケトン体すらをも使うようになる。それはまるで厳しい冬越し
を生き抜く飢餓線上の縄文人の様でもあり、チリ鉱山に閉じ込められた33人
の様でもある。
>>687に書いた様に、自然状態の身体は本来が美しいものである。
我々はそれをただ取り戻せば良いだけだ。しかし縄文人にも2タイプある。
春夏秋の縄文人
冬の縄文人
縄文の集落において、ドングリを集めるのは子供たちの役割なのだろう。
チビトトロの様に、メイちゃんの様に、子供たちはドングリを遊び半分、
仕事半分で夢中になって集めただろう。そして大人達はそれを心の底から
褒める。子供たちはそれが嬉しくって、翌日また一生懸命ドングリを集める。
今も子供達は夢中になってドングリを集める。それは本能なのかもしれない。
そして冬が来る。ドングリビスケットを大切に大切に食べながら、ただじっと
春が来るのを待つ。その年、ドングリの備蓄が少なければ、あるいは春が来る
のが遅ければ、それはそれは厳しいものとなる。ケトン体を送り込まれた脳は
重く、体はだるい。手足の末端は熱発生を押さえるために冷え切ってしまう。
我々が目指すのべきは、春夏秋に狩猟採集に野山を駆け回る、美しい身体を
持った縄文人なのか。それとも、病的に頬のこけた、冬の縄文人なのか。
ご清聴、ありがとうございましたw