11/11/07 09:21:07.70 EIsblMdd
>>946は要するに、
「骨盤角度を根本原因とする、それから派生する結果としての、下に連なる脚姿勢の変化」
ですね。では次のお題は、
「骨盤角度を根本原因とする、それから派生する結果としての、上に連なる脊椎姿勢の変化」
我々は極めて特殊な脊椎動物です。700万年前に直立二足歩行を手に入れた訳ですから。
この姿勢が脊椎に非常~~~に悪いw この特殊姿勢ゆえの宿業が腰痛肩痛膝痛などなどであり、
その最たるものが言わずと知れた椎間板ヘルニアです。
この直立二足歩行のために我々の脊椎は精妙な曲線を描くようになりました。
7個ある頚椎(首の背骨)は、前に凸の曲線。
12個ある胸椎(胸の背骨、肋骨と繋がる)は、後ろに凸の曲線。
5個ある腰椎(腰の背骨)は、前に凸の曲線。
骨盤に組み込まれた仙骨と尾骨は、後ろに凸の曲線。
脊椎はよくダルマ落としに例えられます。
下のブロックを正しく積むと、上のブロックも正しく積める。
下のブロックを歪んで積むと、バランスを取るために上のブロックも歪んで積まざるを得ない。
骨盤そしてその上に積みあがる5個の腰椎の描く曲線がいかに大切か分かると思います。
この腰椎の描く前に凸のカーブの曲率が、強すぎるのがソリ腰、弱すぎるのがダレ腰です。
ソリ腰←正立腰→ダレ腰
で、腰椎の曲率を真ん中のニュートラルに保ち、その姿勢を筋肉で保持するってのが、
重い上体の正しい支え方だと思います。
でもソリ腰やダレ腰の人は、腰椎のカーブを一方の極に固定した状態で重い上体を支えている。
要するに筋肉でなく骨で支えてるわけですね。これ、腰椎に非常に負担がかかる。
腰椎には上から1番、2番、3番、4番、5番と番号が付いてます。
椎間板ヘルニアは主に4番と5番の間、そして5番と仙骨の間の椎間板が潰れます。
運動前後に柔軟体操する時はそこに意識を集中し、そこをゆっくりと温めほぐす様な意識で
やると良いでしょう。
根本原因は骨盤角度
その1次的結果としての、骨盤の上に積みあがる腰椎のソリ腰、ダレ腰
それを原因とする2次的結果としての、胸椎の猫背、頚椎のストレートネック。
ですね。