10/12/12 13:47:22 Vp7aJNv+0
昭和ウルトラマンたちに「○○兄さん、○○兄さん」と、
意地悪な言い方をすればすりよっていたメビウスは、
その後ウルトラ兄弟入りをしたようだが、
それはメビウスが正式に昭和ウルトラマンたちに盃をもらって舎弟入り(子分入り)を果たしたようなもんで、
無限の力を秘めているルーキーだったはずのメビウスが、
結局は過去のウルトラマンたちの末席に列なっただけという結果に終わってしまった。
無限の力を持つルーキーってこんなものかよ、随分と小さくまとまってしまったもんだという印象は否めない。
つまりメビウスは平成ウルトラマンでありながら、昭和から一歩も外へ出ていない。
旧時代のヒーローだったわけだ。
だからこそメビウスはオールドファンから受けがよかったわけだが。
ゼロはそのメビウスの反省を踏まえて造形されているという感じはする。
この映画でゼロはちょっとした爆弾宣言をする。
昭和ウルトラマンの一人セブンの息子でありながら、
ゼロはウルトラファミリーの末っ子的ポジションにとどまる気などこれっぽっちもないらしい。
前作でミライがゼロのことを「まだ若いけれど無限の力を秘めている」と、
過去に自分自身が言われていた言葉を用いてゼロについて語っていたが、
実際、真に無限の力を秘めたルーキーってのは、ゼロの方だったらしい。