11/02/12 18:37:02 UyeVSqFQ0
コンビナート爆破の特撮も
アングルが高くて巨大感に欠ける上
コンビナートからなぜか
ドラゴン花火のような火花が
あがっているといういい加減なもので
こうやって1話同士で比較すると
どうみても『レオ』の方が
お金がかかっているようにみえますが
ストーリーのアイデアも『セブン』の方は
『ウルトラQ』(66年)の
ケムール人の回の簡略版リメイク
という感じで
侵略者とウルトラ警備隊
の駆け引きを描いただけの話で
これといって語れるものはない
『レオ』の1話は
ダンとゲンの宇宙人と地球人の
立場の違いの苦悩をのっけから
描いているうえに
演出も真船禎氏によるもの
なので大変凝っている
『セブン』の1話は本編の演出も
オーソドックスでこれと
いって見るべきところはない
その2
『レオ』の最終回と
『セブン』の最終回の比較
まずコロッケに手足の付いたような
冴えないスタイルのバンドンに比べ
ブラックエンドのほうが
デザインのスマートさ
造型物のボリューム共にバンドンを上回っている
さらに特撮セット
『レオ』の最終回のセットは
ちゃんと工事現場や操車場の
ミニチュアセットが組まれているが
『セブン』の最終回の特撮セットは
わずかに草が生えているだけで
全く建造物のミニチュアがない
これでは実相寺昭雄の小説
『星屑の海』に登場する
架空の低予算C級特撮番組
『アイアン・ゴリアス』
のセットそのものではないか
この小説では実相寺本人を
モデルにした吉良なる映画監督が
『アイアン・ゴリアス』
という番組の演出をまかされ
その作品の特撮セットが
単なる原っぱらで
全くミニチュアがなく
せめて高圧線の
鉄塔ぐらいあればいいのに
と嘆くくだりがあるが
セブンの最終回の特撮セットも
高圧線の鉄塔すらない
つまり『セブン』の特撮は
『アイアン・ゴリアス』
並みなのだ