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ナポレオンフィッシュの稚魚生産に成功
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種とされているナポレオン
フィッシュの稚魚生産に、水産総合研究センター西海区水産研究所と長崎大学
大学院水産・環境科学総合研究科の研究グループが成功した。
ナポレオンフィッシュはベラ科に属し、大きなものは体長が2メートルにもなる。名前の
由来は、大きな額がナポレオン愛用の帽子に似ているためで、別名はメガネモチノウオ。
南西諸島海域を含むアジア・オセアニアの熱帯、亜熱帯に生息し、沖縄ではヒロサー
と呼ばれている。貴重な食用資源となっており、特に中国では最高級魚の扱いだが、
乱獲と生息域であるサンゴ礁の破壊などで急速に生息数が減っている。
長い間、産卵についての情報がなく、種苗生産技術の開発が難しかったが、西海区
水産研究所などの研究グループはまず、6 月後半-9 月後半、水温28-30℃の特に
新月前後1 週間に集中して産卵が行われることを突き止めた。飼育の難点は受精
卵が得にくいことだったが、飼育水槽の水位を急激に低下させることで産卵を誘発さ
せることに成功した。さらに仔魚(しぎょ)の口が小さいため、通常の養殖で広く使われ
ている餌を受け付けない最大の難点も、プロアレスという全長0.08ミリの動物プランク
トンを与えることで解決した。
国内では初めて8 月に22 尾(生残率0.25%、平均全長9ミリ)、9 月には537 尾(生残率
10.7%、平均全長9.1ミリ)の稚魚生産に成功した。ナポレオンフィッシュの養殖は各国が
取り組んでいるが、2003 年に初めてインドネシアで120 尾の稚魚生産に成功したのが、
これまで唯一の成功例となっている。
サイエンスポータル 2011年12月2日
URLリンク(scienceportal.jp)
国内初、メガネモチノウオの稚魚生産に成功~再現性のある生産は世界で初めて~
水産総合センター プレスリリース 平成23年11月29日
URLリンク(www.fra.affrc.go.jp)
ナポレオンフィッシュの繁殖に成功 国内初、長崎大など
URLリンク(www.asahicom.jp)
写真:ナポレオンフィッシュの成魚=水産総合研究センター提供
URLリンク(www.asahicom.jp)
写真:全長12ミリほどになったナポレオンフィッシュの稚魚=水産総合研究センター提供
観賞魚としてダイバーに人気があるメガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)の繁殖に、独立行政
法人「水産総合研究センター」(横浜市)と長崎大大学院の共同研究グループが国内で初めて
成功した。
ナポレオンフィッシュは、アジアやオセアニアの熱帯や亜熱帯域に住むベラ科の大型魚。日本では
沖縄県に生息し体長は最大で2メートルになり、中国では食用の最高級魚として人気が高い。
乱獲の影響で数が減り、2004年にワシントン条約で取引が規制された。稚魚の生産は03年
にインドネシアで成功したが、成長させるのが難しかった。
朝日新聞 2011年11月30日7時48分
URLリンク(www.asahi.com)
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