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【昆虫】NTT西日本の光ファイバーケーブル、クマゼミに完全勝利 クマゼミと過ごす暑い夏終わる - 暇つぶし2ch1:pureφ ★
11/11/08 07:04:36.85
NTT西、クマゼミに勝った 光ケーブル被害とめる 

URLリンク(sankei.jp.msn.com)
光ファイバーケーブルに産卵管を突き刺すクマゼミ(NTT西日本提供)

 西日本を中心に生息するクマゼミが、夏にNTT西日本(大阪市)の光ファイバー通信の家庭用
ケーブルを、木の枝と間違えて産卵し断線させる被害が平成17年ごろから多発していたが、NTT
側が21年に開発した最新型ケーブルは、3年連続で被害が0件だったことが分かった。単純にケー
ブルの被膜を厚く硬くすればよさそうだが、ケーブルが太く硬くなり過ぎれば敷設工事の障害となる。
頭を抱えていたNTT側とセミの攻防は、NTT西に“軍配”があがったが、その裏には猛暑とたたかう
研究員たちの苦労があった。

 クマゼミは、体長約60~70ミリの大型のセミ。毎年7~9月、枯れ枝などに直径約1ミリの産卵
管を突き刺して卵を産みつけるが、光ファイバー通信の幹線から枝分かれした家庭用ケーブルを、
枯れ枝と“勘違い”して産卵。ケーブルに穴を開け、中の心線を傷つけて通信を遮断させる被害が
11年に初めて確認された。その後、光ファイバー通信の敷設エリアの増加に伴い、ピーク時の20年
には約2千件の被害があった。

 NTT西では16年と18年、クマゼミ対策で改良したケーブルを導入して被害を減らすことに成功
したが、被害ゼロを目指し、今回の3代目ケーブルの開発に着手。“敵”の生態を分析するため、
20年の夏には、NTT側の研究員が大阪市内でクマゼミを捕獲。毎日約60匹のクマゼミを捕まえ、
実際にケーブルに産卵する様子を観察した。

 その結果、ケーブルを覆うプラスチック系被膜を、産卵管でも傷つきにくい硬さに改良したうえ、さ
らに被膜の最薄部の厚さを約0・4ミリに保つことで、産卵管がケーブルの心線に達しない最新型
のケーブルが完成した。

 開発に携わったNTT情報流通基盤総合研究所アクセスサービスシステム研究所(茨城県つくば
市)の主幹研究員、高見沢和俊さん(48)は「(被膜を)単純に硬くすれば当然、クマゼミも産卵が
不可能になることは分かっていたが、硬くしすぎるとケーブル開通工事の作業効率が落ちるため、
そのバランスが難しかった」と苦労を打ち明ける。顕微鏡で0・1ミリメートル単位の刺し傷の深さを
分析する毎日だったという。

 現在、NTT西の事業エリアに敷設されている光ファイバーケーブルのうち、既に9割以上がこの最新
型に変更済み。21年以降も、毎年夏にクマゼミの捕獲と観察を続けてきたが、今年の夏も最新型
の被害が0件だったことで、NTT側は最新型ケーブルをもって、クマゼミ対策を終了した。

 高見沢さんは「クマゼミの自然な産卵環境を維持するために、酷暑の中、冷房もつけずに実験を
続けてきたので、その開発が実を結んだことは大きな喜び」と話している。

MSN産経ニュース 2011.11.5 22:41
URLリンク(sankei.jp.msn.com)

関連情報
クマゼミ対策を施した「防護壁型ドロップ光ファイバ」の開発
NTTアクセスサービスシステム研究所 ANSL R&D Times  第52号(2007_08)
URLリンク(www.ansl.ntt.co.jp)

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