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移動しながら汚染土壌浄化、東芝がシステム開発
2011年11月7日
東芝が、東京電力福島第一原子力発電所事故で放射性物質に汚染された土壌を効率的に浄化する
システムを開発した。
来春までに移動式の浄化装置を完成させ、汚染地域で活用したいとしている。各地の除染作業で
発生した汚染土壌の処分が課題になっているが、解決策として期待できる。簡便で土壌に特化した
浄化システムの実用化は初めて。
このシステムは、汚染土壌を酸(シュウ酸)の水溶液に入れ、土壌中の放射性セシウムを溶かし出す
仕組み。溶液中のセシウムは、東芝が福島第一原発で使っている汚染水処理システム「サリー」を
小型化した装置などで除去、除去後の水は再利用する。
東芝は、福島県内で採取した1キロ・グラム当たり1万数千ベクレルのセシウムを含む土壌を
使ってテストを行い、濃度を10分の1以下に減らし、環境に戻しても問題ないレベルに浄化できる
ことを確認した。1日に10トン程度を処理できる可搬型の装置を大型トラックに搭載、汚染地域を
移動しながら活用する方針だ。
▽記事引用元 YOMIURI ONLINE
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▽図 東芝が開発した汚染土壌の浄化システム(イメージ)
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