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東電、「臨界でなく自発核分裂」…保安院は慎重
2011年11月3日18時36分
東京電力福島第一原子力発電所2号機で放射性キセノンが検出された問題で、東電は
3日、検出されたキセノンが極微量なことなどから核分裂反応が連鎖的に進む臨界は起きて
いないと結論づけた。
原子炉内では、運転時に生成した放射性物質キュリウムが単独で分裂する「自発核分裂」が
散発的に起きており、極微量のキセノンはキュリウムの分裂で説明できるとした。一方、
経済産業省原子力安全・保安院は「局所的な臨界の可能性は否定できない」との見方を変えて
おらず、東電は保安院に改めて詳しい解析結果などを報告する。
キセノン133とキセノン135は、1日に格納容器から採取したガスから検出された。
濃度はともに1立方センチ当たり約10万分の1ベクレルと極微量だったが、それぞれの
半減期は約5日、約9時間と短く、直近に核分裂反応が起きたとみられ、東電は2日、
小規模な臨界が一時的にあった可能性もあるとの見方を示していた。
だが、詳しく解析したところ、小規模な臨界であっても検出量の1万倍のキセノンが発生
することがわかった。臨界を防ぐホウ酸水を2日未明に注入した後もキセノンが検出された
ことも、臨界が起きていない根拠として挙げた。
キュリウムの自発核分裂は、運転停止中の通常の原子炉でも起きており、東電は「原子炉の
安定や周辺環境への影響はない」と説明している。
▽記事引用元 YOMIURI ONLINE
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