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実働する量子計算センターを南カリフォルニア大学(USC)に設立
URLリンク(viterbi.usc.edu)
Yortsos学部長とDaniel Lidar教授。
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D- WAVEのVern Brownell社長、 Viterbi 学部長Yannis C. Yortsos、ロッキード・マーティン最高
技術責任者Ray Johnsonと ISI 専務Herb Schorr。
新しいUSC-ロッキード・マーティン量子計算センターはD-WAVEの世界最初の商用で、実働する
量子コンピュータを利用する
高性能な計算とインターネットでの先駆的な進歩の歴史を継承し、USCは量子計算の未来の探究に
乗り出す。
マリナ・デル・レイにある情報科学研究所キャンパスに置かれているUSCの新しい量子計算センターは
最近ロッキード・マーティンによって購入されたD- Wave の革命的な量子コンピュータを迎え入れる。
USCとロッキード・マーティンは最先端の量子計算技術の可能性を探究するために組織されたばかりの
USC-ロッキード・マーティン量子計算センターで共に取り組む。
USC工学部長Yannis C. Yortsosは「USCロッキード・マーティン量子計算センターは量子計算の
魅力的な世界に新たな窓を開くものだ。これはこの新しい技術の可能性についての我々の理解を進め、
より速い、いっそう安全な計算の探求への新しい計算パラダイムを提供することができるだろう。」 と語る。
通常のビットは1あるいは0を明確に区別して符合化するのに対し、D-Waveの量子コンピュータは1と
0の2つの数を同時に符合化することのできる量子ビット(「キュービット」と呼ばれる)を128持つ。 「重ね
合わせ」と呼ばれるこの特性は、量子状態のエネルギー障壁を飛び越える「トンネル」能力とともに、
現在のD-WAVEの装置が従来のコンピュータよりずっと(可能性としては幾何級数レベルで)速い
最適化計算を行なうことを可能にする。
この設備はD-Waveのハードウェアを絶対零度近くの温度に保つとともに、電磁気の干渉から強力に
保護している.
Viterbi工学部の電気工学教授で新しいセンターの科学部長Daniel Lidarは「そこは地球上で最も寒く、
最も磁気的に保護された場所の1つだ」と語る。 絶対零度はエントロピーが停止し、熱エネルギーが排除
される温度で、0ケルビン、あるいは摂氏-273.15度と定義されている。 USCの設備は20マイクロケル
ビンで稼働する。 数百万ドルの設備は最高水準で、また最も重要なことは容易にアップグレード可能で
あるということだ。 現在128量子ビットのD-Wave量子プロセッサを収容するだけだが、より進歩したプロ
セッサが利用可能になれば、ハードウェアの一部を容易に置き換えることができる。
このセンターは次世代の量子チップをサポートするために必要なインフラストラクチャーを提供し、学部と
そのパートナーを量子計算研究の最前線に導くことになる。
Operational Quantum Computing Center Established at USC
USC Viterbi School of Engineering News October 29, 2011
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