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体のあらゆる組織や臓器になるとされるヒトのiPS細胞を脊髄損傷のマウスの治療に使ったところ、
運動機能が改善し、実際に脊髄の修復が進んだとする研究成果を慶応大学のグループがまとめました。
慶応大学の岡野栄之教授と中村雅也講師らのグループは、脊髄が傷つく脊髄損傷で下半身が動かなくなった
マウスの治療にヒトのiPS細胞が使えるか実験しました。けがをして9日目の31匹のマウスの脊髄に
iPS細胞から作った神経の基になる細胞を移植した結果、いずれも運動機能が改善し、4週間後までに
すべてのマウスが歩けるようになったということです。電子顕微鏡で観察したり、神経を刺激したりして調べ
たところ、移植した細胞から出来た神経細胞は脊髄の中枢神経に組み込まれ、情報をやり取りしていることが
分かりました。一連の実験で、損傷した脊髄の修復が裏付けられたことから、研究グループでは、
ヒトのiPS細胞の治療効果を証明でき、実用化に向けて一歩前進したとしています。岡野教授は
「今回は、脊髄損傷になって間がないマウスでの研究だが、将来、脊髄損傷から時間がたった患者の治療に
使えるようにしていきたい」と話しています。
▽記事引用元 NHK(9月27日 5時46分)、リンク先動画あり
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
▽慶應義塾大学プレスリリース
URLリンク(www.keio.ac.jp)
▽PNAS
「Grafted human induced pluripotent stem cell-derived neurospheres promotes motor
functional recovery after spinal cord injury in mice」
URLリンク(www.pnas.org)