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理化学研究所と高輝度光科学研究センターは29日、兵庫県の播磨科学公園都市に建設していたX線自由電子レーザーが完成し、愛称を「SACLA(さくら)」に決定したと発表した。
隣接する大型放射光施設「スプリング8」が「春」を意味することなどにちなんだ。
さくらは全長約700メートルで、ほぼ光速まで加速した電子を18台の磁石装置で蛇行させて位相をそろえ、非常に明るいX線レーザーを生み出す。
約10兆分の1秒のシャッタースピードで原子1個の動きまで観察でき、創薬や材料研究などへの貢献が期待される。建設費は約390億円で、来年3月に供用開始の予定。
理研によると、今月23日の電子ビーム実験で、ほぼ計画通りの約78億電子ボルトのエネルギーまで電子を加速し、原子の直径よりも短い波長を実現した。
今回は磁石装置を1台しか使っていないが設計上の正しさが証明され、調整によってX線レーザーを生み出すめどがついたという。
さくらを使えば、タンパク質1分子の構造解析が結晶化を経ずに可能となる。隣接するスプリング8と組み合わせれば、全く新しい性質を持った材料の研究につながる可能性もある。
ソース:産経
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