【技術】放射性セシウムを土壌からほぼ全量回収可能になる新技術を開発 産総研at SCIENCEPLUS
【技術】放射性セシウムを土壌からほぼ全量回収可能になる新技術を開発 産総研 - 暇つぶし2ch290:名無しのひみつ
11/09/08 17:20:34.50 XJ8W8YAP
福島原発事故、除染技術で産学官が知恵
東工大など、汚泥とセシウム分離 金沢大など、10分で汚染水処理
URLリンク(www.nikkei.com)
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 東京工業大学の竹下健二教授らや原子力研究バックエンド推進センター、東亜合成などのグループは、下水汚泥
から放射性セシウムを除去する技術のメドをつけた。安定した酸化セシウムなどに変えて、中間貯蔵施設での保管や
埋め立てができるという。秋までに一連の処理ができる試験プラントを作る。成果が出ればプラントメーカーなどと
専用のプラント建設を進める意向だ。
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 汚泥30グラムに水を加えて密閉、セ氏250度で40~50気圧で処理した。有機物が分解し、セシウムの約98%は
水に溶け出す。汚泥の量は10分の1に減り、水に溶けたセシウムは青色顔料「紺青」の主成分フェロシアン化鉄と
凝集剤を混ぜてほぼ100%沈殿させる。


 金沢大学の太田富久教授らと三井住友建設、クマケン工業(秋田県横手市)のグループは、汚染土壌を洗った水や
用水路などの汚染水を浄化できる装置の開発に乗り出す。化学物質や鉱物のゼオライトなど数種類を組み合わせた
粉末で放射性物質を除く。研究室の実験で成功していたが、粉末15トンほどを使えば10分間で1000トンほどの汚染水
を処理する装置ができるとみる。

 また産業技術総合研究所は汚染土壌から低濃度の酸で放射性物質を取り出し、顔料の一種プルシアンブルーに
吸着させて150分の1に減らす技術を開発した。協力企業を募り、実証実験を進める。
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政府、被曝線量2年で半減目標
広い汚染範囲、効率カギ

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 政府の原子力災害対策本部は、汚染地域で一般公衆の推定年間被曝(ひばく)線量を2年後までに約50%減少させる
目標を掲げる。試算によると風雨などで約40%減る見込みだが、約10%は除染作業が必要になる。
 土壌だけでも処理コストは莫大だ。京都大学の米田稔教授の試算では、子供への影響が危惧される年間20ミリ
シーベルト委譲の被曝域の面積は約500平方キロメートル。深さ5センチメートルまでの除去で、汚染土は2500立方
メートルになる。洗うなどして埋め立てや保管を想定。重金属汚染の浄化を参考に土壌1立方メートル当たり数万円と
仮定すると、同20メートルシーベルト地域の処理に1兆円以上かかる。
 またすべての汚染土壌を受け入れるだけの処分場は国内にはない。米田教授は「高濃度の地域は減量や低濃度化
をして保管するといった対策が考えられる」と話す。
 一方、電力中央研究所の井上正研究顧問は、自宅の敷地や集落だけでなく、放射性物質が降り積もった山林に
10~50メートル入った場所まで除染が必要という。
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日経 2011.9.5 11面


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