【宇宙】遅れに遅れた太陽活動の上昇と極域磁場の反転~太陽観測衛星「ひので」プロジェクトチーム、宇宙開発委員会に観測成果を報告at SCIENCEPLUS
【宇宙】遅れに遅れた太陽活動の上昇と極域磁場の反転~太陽観測衛星「ひので」プロジェクトチーム、宇宙開発委員会に観測成果を報告 - 暇つぶし2ch1:● ◆SWAKITIxxM @すわきちφφ ★
11/08/31 16:39:47.21 BE:215721432-2BP(1056)
本日開催された宇宙開発委員会において、JAXA/ISASひのでプロジェクトチームは、
下記のとおり報告をいたしました。

※一部抜粋

活動領域 NOAA 11039を4日間「ひので」で連続観測(動画)

●彩層を見ることのできるカルシウムの輝線で高解像度連続観測を実施。
地上観測や他衛星ではこのような観測は不可能で、「ひので」のみ可能。
●これにより、太陽内部からの磁場の大規模な出現を、
発生前から 黒点群の形成まで世界で初めて捉えた。
磁場の出現に伴い、たくさんの微小フレア(明るくパチパチと輝いている点)が発生し、
磁場により彩層やコロナが加熱されている様子が分かる(画面中央部 付近)。
●黒点が分解・崩壊し消えていく様子も鮮明に捉えている(画面やや右側の小さい黒点)。
●X線や紫外線観測装置も同時に稼働しており、今後、総合的に解析を行う。

「ひので」の極域観測のまとめ

●負極磁場が卓越していた北極の負極磁場が大幅に減少し、正極磁場が増えていることを発見。
予想された反転の時期より2年早い。次の集中観測で反転が予想される。
●一方、正極磁場が卓越していた南極は安定な状態を維持しており、
太陽の基本的対称性が崩れていることを発見。これらは史上初めての観測成果。
●「ひので」により通常の太陽サイクルでは見れない南北のサイ クルのずれが明瞭に観測されたことから、
太陽が従来と異なる状態になっていると推測される。
●太陽極域磁場の反転の機構は分かっていない。
「ひので」の画像の品質は極めて良く、膨大な情報が含まれており、
今後 反転メカニズムの解明を期待できる。

★周期の伸び、南北の非対称性の発生、磁場の減少により太陽は活動の停滞期に入ろうとしているのか?

今期の太陽活動はようやく上昇に向かってきたが、その活動のレベルは必ずしも高くない。
むしろ、長期的に見ると太陽活動は低下していく兆候がはっきりしてきた。
「ひので」による太陽活動を反映する極域の精密観測により、太陽活動の長期変動の謎の解明を行う。

まとめ

●「ひので」衛星により数々の新発見が行われている。
査読論文数は5年で500篇に達し、世界で最も成功した太陽観測衛星との評価が確立。
●太陽活動の上昇が始まり、活動領域やフレアの観測が可能になりつつある。
「ひので」による発見の第2のピークが期待できる。
●「ひので」の高分解能により、黒点の成因を知る上で重要な極域磁場の3次元的な観測が
初めて可能となった。現在、反転直前の北極域を継続観測しており、大きな観測成果が期待できる。
これらの観測は、太陽と地球環境の関係を解明する上でも重要。

JAXA>プレスリリース(報告)
「ひので」の観測成果
~上昇し始めた太陽活動と極域磁場の反転~
URLリンク(www.jaxa.jp)

動画:活動領域NOAA 11039を4日間「ひので」で連続観測
(MPG:65.5MB)
URLリンク(www.jaxa.jp)

太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)
URLリンク(www.jaxa.jp)

国立天文台ひのでホームページ(SOLAR-B推進室)
URLリンク(solar-b.nao.ac.jp)


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