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重量550g:ポケットに入る偵察ロボット(動画)
2011年8月24日
地上ロボットは以前、爆発物処理の技術者といった少数の専門家に支給されていた。それがいまでは、
アフガニスタンに2,000台が展開している。
これらは非常に小型なので、「ロボット部隊」のさらなる拡大は難しいことではない。元米海軍大佐で、
いまは米iRobot社の幹部を務めているロバート・L・モーゼズは、「われわれは、戦場のすべての兵士に
ロボットを提供できる」と話す。
iRobot社は、現在米軍に採用されている小型偵察ロボット『PackBot』のメーカーだ。同社は、
ワシントンで今週開催された国際無人機協会(AUVSI)のカンファレンスで、基本的にはPackBotと同じ
デザインだが約25cmとより小型で、投擲型(放り投げて稼働させる)の新しいロボット『FirstLook』を
発表した。
[iRobot社は家庭用掃除ロボット『Rumba』でも有名だが、米国防省国防高等研究計画庁(DARPA)の
資金供与により、多目的作業用ロボットPackBotを開発、福島原発事故でも利用された。PackBotという
名前は、人が背負える大きさであることから来ている]
PackBotと同様に、FirstLookにもフリッパーが付いており、これを使って階段を乗り越えることができる
(筆者はカンファレンス会場で、 FirstLookが自らの高さと同じくらいの段を上るところを見た)。また、
4機のカラーカメラを搭載して各方向を監視できるほか、仲間のマシンと相互通信のメッシュネット
ワークを形成することができる。
しかし、FirstLookとPackbotには大きな違いがひとつある。Packbotは重量が約19kgあるのに対し、
FirstLookは約2.3kg足らずと非常に軽量なのだ。
FirstLookよりもさらに小さいのが、米Recon Robotics社の『Throwbot』だ。約19cmのダンベルのような
形状で、重量は550g足らずしかない。
カンファレンス会場では、FirstLookのブースから通路を挟んだ隣でデモが行われていた。Throwbotは、
砂利や砂の入った容器を問題なく進んだ。スタッフがThrowbotを拾い上げ、日干しレンガを模した壁の
向こうに放り投げ、操作を続けた。
Throwbotにはカメラが1台搭載されており、人間が持つハンドヘルド型のコンピューターが白黒画面を
表示する。Throwbotからの信号は、屋外で91m、屋内だと30mしか届かない。とはいえ、部屋のすぐ隣に
いて中を偵察するにはこれで十分だ。Throwbotはすでに、警察や軍に1,000台ほど販売されている。
TEXT BY Noah Shachtman
TRANSLATION BY ガリレオ -緒方 亮 {この翻訳は抄訳です}
▽記事引用元 WIRED.jp
URLリンク(wired.jp)
▽動画 iRobot社の小型偵察用ロボットFirstLook。窓から投げ込んで利用し、フリッパーで段差も乗り越える
URLリンク(www.youtube.com)
▽画像 Recon Robotics社のThrowbot
URLリンク(www.wired.com)
Photo: Noah Shachtman
▽WIRED NEWS 原文(English)
URLリンク(www.wired.com)